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2025年6月28日 (土)

ピーナちゃんとの恋愛 3

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ピーナの恋人は22才

 

ピーナちゃんの恋人 Lちゃんが出来たから人生バラ色でした。

日本人女性と違って愛情が深いです。とことん尽くしてくれます。

たまに度が過ぎてうざったい時もありますが、愛されているということで気にしないことにしました。

夜は夜で相性がとても良く、こんなに濃厚だったのは初めてでした。

 

少し気になったのは、生活習慣の違いです。

あまりにもギャップが大きかったので戸惑いましたが、フィリピンの生活文化を学ぶことである程度は解消出来ました。

自分が常識だと思っていたことが、まるで通用しないことは日常茶飯事。

日本流を相手に押し付けても溝が大きくなるだけ。

双方の理解が必要だと気が付きました。

これが原因で離婚する国際カップルも多いです。

 

恋人になってからは、お店に行く回数も減りました。

経済的なことも考慮してくれてるようです。

というか恋人になれば、お店に行かなくても会える裏技も真剣に考えてくれます。

その当時は管理も緩かったので抜け道もたくさんありました。

 

そんなこんだで6か月の就労期限も終わりに近づき帰国することになりました。

 

初の同伴帰国(2000年8月)

 

Lちゃんの唯一のお願いは、一緒にフィリピンに帰りたいという事だったのです。

こんな機会はめったにないと考え必死にプランを練りました。

たまたまLちゃんのプロモーターとは、飲みに行く様な仲になっていたので、タレント達と空港まで車で送ってもらう約束になっていました。

自分は8人乗りのワンボックスに乗っていたので、日ごろプロモーターに頼まれて空港までタレントの送迎手伝いをさせられていたからなんですけどね。

当時1店舗あたりおよそ20~30人のタレントがいたので、空港までは車2~3台ないと送迎が出来なかったからです。

マイクロを借りることもあったのですが、乗り切れない日もあるので比較的手配の楽なワンボックスにしているようです。

 

Lちゃんのサヨナラの日。閉店1時間前の深夜にお店に行き、お店閉店後タレント達とワンボックスに乗り込み成田空港へ。

途中タレントの1人が大事な荷物をアパートに忘れてきたと泣き出して、いったんアパートに戻り時間ロスに。

空港で彼女らに6か月分の給料を払うので、空港での時間が結構かかるのです。

自分はお店から給料をもらうのだと思っていましたが、実際は日本側のプロモーターが支払うシステムでした。

お店が払うのは、ポイントバックのみ。指名や同伴料、ドリンクなどのバックだけです。

それでもLちゃんは日頃セクシーダンスショーを担当していたので、チップはかなりあった様です。

大体1人1.000円なんですが、気前の良いおじいさんからは10万ももらったと喜んでいた事がありました。

 

空港には早朝に着きました。

プロモーターが忙しそうにしています。レストランで彼女達の給料の支払いが始まりました。

正確な金額はわかりませんが、6か月タレントの場合、初来日(FT)で24~30万。

日本のプロモーターに1か月分引かれるから20~25万くらい。

さらに帰国するとマニラの空港で現地プロモーターからまた1か月分引かれます。

また給料の前借しているタレントはそれも支払わなくてはならないので、空港で無一文になるタレントもいるそうです。

ただしベテランさんになると、給料も違います。

空港で一番給料が凄かったのは、来日5回目の超ベテランピーナ。お店でも売上トップのタレント。

給料袋が縦にテーブルに立っていたので、どのくらい入っているのかな。興味津々です。

このタレントの噂話ですけど、お客さんに今回フィリピンで車を買ってもらったとの事です。

すでに住宅はフィリピンで購入済みで、いい生活をしているようです。

Lちゃんからしたら雲の上のような存在ですね。

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給料清算が終わったら搭乗です。

航空会社はフィリピンエアライン(PAL)です。便名はわかっていたので同じ便の搭乗券を購入済みでした。

でも席は遠く離れています。

カウンターのスタッフにお願いしたら、快く隣同士の席に変更してくれました。

PALも予想外に親切だったのでびっくりしました。

 

当時のPALの乗客層

まず服装が一般客とは明らかに違いました。

白のジャージ上下にサンダル姿、またはデカい刺繡の入ったジャケットにこれまた刺繍の入ったGパン姿。

持ち物はシーフードカップヌードルのケースをガムテープで3~4箱くくり付けた物。

そして体格は太っちょでサングラスにアポロキャップ。頭髪はつるっ禿で太い金のネックレスをしている。

こんな日本人ばかりでした。

あきらかにやばい感じでしたね。

まあ自分はさすがにそんな恰好はしませんが、同類であることには間違いありません。

 

ちなみに今年の4月に行ってきましたが、そんな日本人達は全くいなくなりました。

マニラ行の飛行機は、日本人でなくフィリピン人が多数です。

日本人はピーナの奥さんと一緒のおじいさんか、若い学生さん達が目立ちました。

学生達はおそらく語学研修の一行かと思われます。

 

Lちやんと初の同伴帰国がやっと実現出来ました。

フィリピンエアラインはほぼ満席。

定刻になってもドアが閉まりません。搭乗予定客がまだ搭乗していないということです。

20分後に機内に堂々と入ってきたのは、フィリピン嵌り風のおじさん。

自分のために出発が遅れているという事に全く気付いてないようです。

冷たい視線をたくさん浴びているはずなのなに、悪びれることも無くキャビンアアテンダントにドリンクを頼んでいる無神経ブリ。

やはりフィリピン嵌りの方は、一般常識からは外れているんだと再認識しました。

 

やっとPALは離陸体制に入りました。

フライトは約4時間。

アテンダントのお姉さんのきれいさにびっくり。

Lちゃんには気づかれないようにミルミルしてました。

機内食は香料の匂いがきつかったけど、一応は完食出来ました。

 

Lちゃんは食事後に爆睡。

寝ないで空港直行だったので仕方ありません。

4時間後ぐんぐんと高度が下がり、バラックのような家並みと高層ビル群が見えました。

道路は大渋滞で混沌としている様子が一目でわかりました。

異国の地 フィリピンに到着しました。

 

Lちゃんはと言うと二ノイアキノ国際空港に着陸してもまだ爆睡状態でした。

 

10日間の初フィリピン旅行の始まりです。

予想外の大波乱が待ち受けているとは、その時は全く気が付きませんでした。

 

 

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