フィリピンの消防車
たまたま ケソン州で見かけた消防車なのですが、これはズバリ 日本の消防車のお古です。おそらく消防団の車両と思われます。
前にはこれと同じ車両が 自分の所属している消防団にも配属されていました。おそらく10~15年前の年式でしょうね。
火災があれば、自分も堂々と手伝うことが出来そうです(笑)
ややお古といっても消防車は、整備さえすれば30年くらいは使えますので、現役バリバリでしょう。
写真を見るとしっかりと左ハンドルに改造されていて、赤色等も増設されています。最近 フィリピンには日本の中古消防車が大量に陸揚げされているようです。
というのは、排ガス規制のあおりで、日本の古い消防車は次々に廃車になっているのです。我が消防支団も10年計画で、排ガス規制対応車にすべて入れ替わります。ですから 現在 全国的に大量の 廃車消防車が溢れているのです。
ですからこれらの車両を有効に使おうと、アジア諸国にせっせと寄贈しているようです。フィリピンに関しては、ロータリークラブがかなり尽力されているようですね。
皆様もフィリピンで消防車を見かけたらよ~く観察してみてくださいね。○○分団 なとど漢字で書いてあるかもしれませんよ。
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コメント
こんにちは・・・
聞いた話ですが、問題点が3つ
①一つは日本に消防車は整備が難しい
②消火栓がありませんので、水積んで走るものしか使えません。
③私設消防隊のほうに車が流される可能性あり
私設消防隊は火事現場までいき値段交渉を終えたのち消火活動に入ります。成立しなければ帰っていきます。
最近幾度か大火事がありましたが、結局全部焼けるまで待つ、まわりを壊すしかなかったようですね・・江戸の火消しのほうほうです。
車搭載水タンクなどすぐ終わってしまいます
ああ 悲しいかな・・・フィリピン
投稿: ばぶ | 2007年7月 2日 (月) 16時25分
①部品が無いと言うことですね。これは徐々に解決していくと思います。
②ビレッジ等は結構消火栓があるのです。
ケソン州のド田舎にもありますよ。でもスクワッターエリアには皆無でしょう。
③これは一部の地域だけと聞いています。
すべてではありませんので、誤解の無い様に。消防団をやっている自分としては情けないくらい悲しい話ですね。
キアポの消防団は気合が入っていて本職より装備がすごかったりします。なんせ中華系はお金ありますからね。
消防車のタンク水は10分持ちません。無くなると給水しに帰るのです。別に給水用タンク車もあるのですが、台数は少ないですね。
自分も見ている限りでは、破壊消防的な事をしていました。まさに江戸時代の火消しそのものです。日本みたいにたくさんの防火水槽でも作ればいいのにね。
マニラなど河川があれだけ汚れていると、自然水利としても使えませんね。給水口にゴミが詰まってアウトです。
投稿: divi | 2007年7月 2日 (月) 16時45分
それを聞いて安心しました。うち長屋なんで火が出たら一発です。日本の消火器を備え付けてせめて大火事の主になるのは避けています。
あっ そうだ。。。中古車売り場に日本に消防車が100万ペソで売られていたんだ・・
一体どういう経路なんでしょう・・・・
投稿: ばぶ | 2007年7月 2日 (月) 17時58分