泥棒警報

先日　滞在先の田舎町でフェスタが開催されました。普段は平穏な街もこの時ばかりはたくさんの人たちで賑わいます。
教会の近くには、チャンゲといわれる露店が並び、歩くのも容易でないほどの混雑ぶりです。

当然　この街を訪れている多くの人々は、地域外の人々　いわゆるよそ者ということになります。この　よそ者が曲者なのです。スリ・スナッチャー・強盗・空き巣などなど悪事を働く者もたくさんやってきます。

普段は空き巣などない　田舎町でこの時だけで空き巣5件・路上強盗3件・スリ・万引きに至っては数知れずという状態です。
また　この時だけ　どこからともなく　物乞いたちも現われます。

知り合いの食料品店の親父が、自宅近くで夕方路上強盗に会いました。
被害額はP20.000だったそうです。
地元警察もさすがに黙っておられません。ついに住民に対して泥棒警報を出しました。バランガイ(町会)を通して　注意事項のお触れ書が出たのです。

出かけるときは鍵をかけて　近隣にも声掛けしていくこと。
人混みは　スリに気をつけること。
不審者を見かけたら通報すること。
被害にあったらすみやかに通報すること。

などなどです。我が店舗もこの時だけは　万引きが多くなります。よそ者はだいたい雰囲気でわかりますから注意するのですが、お客が多いときはなかなか防ぐのも大変です。

数日間のフェスタが終わると　また平穏な田舎町に戻ります。

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