デング熱
フィリピンではデング熱が猛威をふるっています。今年一月から八月までの感染者は62.503人。このうち死者は465人だそうです。
おおまかに言うと今年の感染者は、前年比の約2倍ということです。
症状は以下の通り。
デング熱(デングねつ、dengue fever)は、デングウイルス(dengue virus)による感染症。英語ではその強い痛みから「break bone fever」とも呼ばれる。
ネッタイシマカ(Aedes aegypti)やヒトスジシマカ(Aedes albopictus)などの蚊によって媒介される。ただしヒトスジシマカにとってヒトは主な吸血対象ではなく、デング熱の媒介はまれである。
「テング熱」、あるいは当て字して「天狗熱」と記されることがあるが、これらは誤りである。英語での発音は「デング」ではなく「デンギ」もしくは「デンゲイ」で、日本語でもまれにデンゲ熱と呼ぶ。
デング(dengue)の語源については諸説ありはっきりしない。悪霊によって引き起こされる病気を意味するスワヒリ語「Ka-dinga pepo」に由来するという説もある。また、スペイン語の「denguero」(英語のdandy)に由来し、その激しい関節痛を和らげるために歩く姿があたかも洒落者(ダンディ)が気取って歩く姿に似ていることからという説もある。
デング熱は、一過性の熱性疾患で、東南アジア、インド、中米、南太平洋などに広く分布する。近年の、熱帯・亜熱帯地域の都市部におけるアウトブレイクには、急激な都市化が関連している。
現在のところワクチンはない。予防は蚊に刺されるのを防ぐことが重要。ヒトスジシマカは、日中活動し、室内にもひそむ。
潜伏期間は4日から7日。発症時は悪寒を伴って急に高熱を出すが、3日程で急に37度あたりまで解熱、1日おいて39度あたりまで上昇し、2日程で再び急に解熱というようなM字型の熱型を示すことが多い。
他に頭痛、眼窩痛、筋肉痛、関節痛が現れる。食欲不振、腹痛、便秘を伴うこともある。発症後3〜4日後より胸部から非特異性の発疹が出現し、四肢、顔面へ広がる。四肢にかゆみを伴うことが多い。こういった症状は通常3〜7日程度で消失し、回復する。致命率は0.01〜0.03%である。
しかし再感染した場合にはデング出血熱となって、口、目、鼻などの粘膜から大量に出血したり、また血管壁透過性の亢進による循環血漿量低下がショックを引き起こすデングショック症候群という病型となり、この場合の致命率は3〜6%になる。
実は今回渡比中にこのデング熱にかかってしまいました。
農園に入った初日に、10カ所ほど蚊にさされてしまい5日後に発熱しました。
結局3日間ほど入院しましたが、発熱・下痢・そして体中の関節痛・筋肉痛が現れ、死にそうな思いをしました。体力が無ければやばかったかもしれません。
おかげさまで現在は完治しましたが、この病気は侮れませんね。
皆様もくれぐれも蚊に刺されないようにお気を付けください。
特にマニラのケソン市では大流行してますので、蚊よけスプレーは必須アイテムですね。
ちなみに農園では、このように夕方になるとココナッツを燃やして煙でいぶしだして蚊を追い払っています。でもやはり完全ではありません。
屋外では蚊よけスプレーとキンチョウの蚊取り線香が一番いいかもしれません。
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