デング熱 予防新兵器?
未だにフィリピンで大流行しているデング熱。雨季が終われば終息か などと言われてもいますが、まだまだ予断を許しません。
デング熱は一度かかると抗体が出来るそうですが、種類が4タイプあるそうなので最悪4回は感染する危険があるわけです。
二度目の感染は、一般的に重くなることが多いので注意が必要とのことです。
さて 今回フィリピンの科学技術省が防止対策の新兵器を開発したらしいです。
販売価格は30ペソを予定しているようだが、実際にはどの程度の効果があるのだろうか?
早くしないと もう雨季は終わっちゃうよ(笑
長官が持っているのが実物らしい。
実際に感染者が激減すればすごい発明かも?
マニラ新聞の記事です↓
フィリピン全土で猛威を振るうデング熱の防止対策に新兵器が登場? 開発した科学技術省のモンテホ長官は「この装置でデング熱ウイルスを媒介する蚊のボウフラが百パーセント死ぬ」と豪語した。同装置を近く、デング熱感染者多発地区とされるケソン市など2市の民家に配って実証実験を行う予定。効果が実証されれば、同装置を全国規模で配り、デング熱防止対策を開始するという。
モンテホ長官は15日、マラカニアン宮殿でこの新装置を披露した。「極めて簡単な構造」と同長官が言うように、同装置は黒色の缶、木の棒、それににおいを放つ溶液の3点から作られている。
同長官によると、デング熱ウイルスを介する蚊は黒色と木の棒に吸い込ませた溶液のにおいに引き付けられて缶の中に入り、卵を棒に産みつける。溶液は有機物で作られており、卵からかえったボウフラを殺す作用を持っているという。
科学技術省内で行った実験では、この装置でボウフラは百パーセント死滅することが確認された。
同省はこうした装置を使ったデング熱対策を既に12年間も続けており、今回新たに開発したのがにおいを持つ溶液で、これがボウフラ撲滅の主役になるという。
同長官がこの装置で自賛したのが、製造費用が極めて安く上がること。果物の缶詰大の缶、木片は各30ペソ、新開発の溶液も10ペソどまりで済むという。同長官は「政府は同装置を30ペソで販売する予定」とした上で、「この値段であれば低所得層でも家に数個備え、デング熱対策に利用できる」と胸を張った。
さらに同長官によると、同ウイルスを介する蚊の寿命が1カ月であることから、においを出す溶液の有効期間を2カ月にするとの考えも明らかにした。
首都圏内のデング熱感染者の多発地区はケソン、マリキナ両市で、同省は来週にも両市で各500世帯、計1000世帯にこの「ボウフラ撲滅装置」を配り、約1カ月間にわたって実証実験を行ってもらう。この実験で予想通りの結果が証明されれば、同装置を全国規模で広める計画。
デング熱感染者数(1月?8月28日)は全国で計6万9594人(うち死者約500人)に上り、前年同期の3万4997人に比べ約2倍の急増となっている。
ランキングに参加しています。ポチッとひと押しお願いします ↓
| 固定リンク
コメント