先日 台湾へ旅行してきましたので、何回かに分けて書いてみます。
いつもは台北周辺をうろうろとしているのですが、台中に行ってきました。
新幹線を利用すればあっと言う間に着いてしまいます。
今回訪れたのは鹿巷という街です。読みはLU KANGです。
おおざっぱに言うと台中の近くです。
台北からだと新幹線で台中まで行き、台中で在来線に乗り換え彰化という駅で降ります。
彰化駅前のバス乗り場から鹿巷行きのバスに乗り約20分ほどで着きます。
鹿巷の歴史は以下の通りです。
鹿の港というユニークな地名の鹿巷は、台湾中部の彰化平野に位置します。
東は秀水郷に、西は台湾海峡に隣接 しており、総面積約40平方km、人口約85,000人の小さな町です。
清乾隆期(1785~1845年)の頃には中国福建と交易する港町として栄え、中国泉州からの移民も多く、当時人口は10万人ほどに膨れあがります。
「一 府、二鹿、三孟甲」 (一に台南の安平、二に鹿港、三に台北の萬華)と称されるほどの繁栄振りで、その後150年ほど続く黄金時代を迎えました。
台南の安平に続く台湾第二の都市として台湾文化史の「鹿港期」を築き上げますが、泉州からの移民が多かったことから、建築様式や街の構造などにその影響が見られ、「小泉州」と呼ばれることもありました。
日本統治時代にも引き続き中国との貿易港として活躍しましたが、日中戦争後は中国との貿易が絶たれ、港は閉鎖状態に陥ってしまいます。
また、天然の港に土砂が積もり浅くなってしまったことや、縦貫線鉄道が西側の彰化に設置されたことも失速の原因とされています。鉄道の敷設については、当時の鹿港の有力 者が風水のバランスを乱すということで、拒否したとも言われています。
時代に取り残され、商業地としての勢いを失った鹿港ですが、この急速な没落のおかげで、レンガ造りの建物が並ぶ小道や100年以上続く伝統文化などが今に残り、古の都として多くの人々を惹きつけています。
昔の台湾の面影が良く残っている街です。
ここに模乳巷という面白い小道があるというので、さっそく行ってきました。
繁華街の中心部から歩いて15分くらいのところにありました。
街中にも観光地図がポイントごとに設置されていますが、彰化駅にある観光案内所で地図をもらうことも出来ますよ。
模乳巷とは、
「胸に触れる小道」という名で、大人 1 人が通れる幅の狭い道。最も狭いところでは幅70cm以下で、もし女の人とすれ違ったとしたら胸に触れてしまうね、という発想からつけられた名前です。その他「護胸巷」「君子巷」と呼ばれることもあります。もともとは、入り口が狭く奥行きのある、いわゆるうなぎの寝床な家屋が並ぶ地域の防火道としてつくられたのだそうです。
YOU TUBEにもありましたのでご覧ください。
一番狭いところで47センチだそうです。
なかなか面白いところなので台湾観光の際には行ってみる価値はあると思いますよ。
模乳巷の入口です
ここはまだ道幅に余裕がありますが、体格のいい人同士はがすれ違うには狭い感じですね。
奥に進むとさらに狭くなります
細い女性一人の道幅です。
ここから急に狭くなります。
ここがおそらく47センチくらいのところです。すれ違いは出来ないので待っていてもらうことになります。
途中 退避所のようなくぼみもありましたよ。
次回は鹿巷のグルメについて書いてみます。
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