新型消防車配備
地元の消防団に所属していますが、ここのところ火災もなく訓練のみの活動となっておりました。
ご存知の方もおられるかと思いますが、消防団はボランティア組織です。
多少の報奨も出るには出ますが、実際問題として組織の運営資金なども結構かかるので、結局は無報酬とほぼ同様ですね。
自分たちの加入する消防共済保険も自分たちの報奨金の中から支払いますし、そのほか緊急で必要になった操備品も自費で購入します。
公費での支給品は1回限りとかよくて数年に1回程度、操備品は災害出動のだびに消耗していきますので、緊急を要する操備品だと、いつもらえるかわからない支給品を待っているわけにもいきません。
でも消防団はボランティア団体の中でもしっかりとした体制を整えているので、とても活動しやすい組織になっています。
さて 今回自分が所属する分団の消防車が17年ぶりに新車になりました。
入れ替えで廃車になった消防車は17年で走行距離は6756キロ。
走行距離だけでみると、まだ慣らし運転が終わったばかりぐらいですね。
今までの消防車は、小型ポンプ積載車だったので、圧倒的なパワー不足に悩んでいました。
3階建てくらいの建物だと、屋根まで水が全く届かないのです。
信じられないでしょ。
よくそんな車両で17年も頑張ってきたものです。
しかもポンプ作動中は2サイクルエンジンの排気ガスで、あたり一面煙もうもう。
どちらが火事かわからないぐらいでしたね。
これが納車されたばかりの最新式のCD-1消防車です。
今まではマニュアル車でしたが、今回は待望のオートマチック車です。
水が上がった様子がパネルに表示されますので、以前と比べると格段によくなりました。
一番使い勝手が良くなったのは、これです。
なんだと思いますか?
ホースカーなのです。これは電動リフトで格納される最新型です。
なんとアルミ製の特注品でとても軽量になっています。
以前の消防車はホースカーなんて積載されていませんでしたから、火災の時はどれほど大変だったか想像がつくと思います。
重さが2.5キロと軽量で、発電機を使う投光機よりも明るいのです。
これは夜間の火災時に大活躍しそうです。充電式で4時間の連続使用が可能です。
さすがパワーがあります。
放水しているのはうちの女性団員です。
ピンクのラインの耐火服は女性なのです。
ちなみにうちの支団には6人もいますよ。
ランキングに参加しています。ポチッとひと押しお願いします ↓
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
原因がわかりませんが、文字の大きさ間隔がばらばらになってしまいます。
見にくいとは思いますが、ご勘弁ください。
こちらでは修正不可能のようです。
投稿: divi | 2013年4月 1日 (月) 11時51分