実の娘を妖怪と間違える

今日のマニラ新聞にこんな記事が載ってましたよ。

妖怪と勘違い

イロイロ州で、男性(41)が娘(17)を妖怪と間違えて、長刀で重傷を負わせた。

ビサヤ地方イロイロ州サンエンリケ町で30日夜、男性(41)が実の娘(17)をボロ（長刀）で切り付け、重傷を負わせた。「（伝説上の妖怪）アスワンと間違えてしまった」と供述しているという。

国家警察の調べでは、事件現場となった男性宅は同町ガリタの山あいにある。30日午後９時ごろ、娘は屋外で小用を足し、家に戻ろうとした。

この際、物音で目を覚ました男性は、娘の影をアスワンと間違え、背中などをボロで切り付けたらしい。

娘のうめき声で我に返った男性は、寝ていた妻らを起こし、娘を病院へ運んだ。警察の事情聴取には「信じられないことが起きてしまった」と涙ながらに応じているという。

フィリピンならではの事件だと思います。

自分がかつて滞在していたケソン州の田舎町でもＡＳＷＡＮＧ（アスワン）の話は良く聞きましたよ。

でも実際は野犬やジャングルに住む小動物を勘違いすることが多かったのではないかと思います。

アスワン伝説は神話のようなもので、16世紀には既にフィリピンにあったというから驚きです。

テレビドラマなどでもよく妖怪の類が出てくるので、本当にいると信じてしまうようですね。

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