ケソン州で国軍兵士がゲリラと交戦
もう ケソン州の農場に行かなくなって2年が経ちます。
時の流れは早いです。
今日のマニラ新聞を見ていたら懐かしい地名が出てました。
ケソン州 TAYABAS(タヤバス)
ケソン州の州都はLUSENA(ルセナ)ですが、そのLUSENAのすぐ近く、ケソン州では二番目に大きい市です。
タヤバスの市街地にある教会です
丘の上にあるグロートという教会。お花に囲まれてとてもきれいです。
ご利益があるのか はるばる遠方からも信者が集まってきます。
大統領も食事をしたというKAMAYAN SA PALAISDAAN
タヤバスでは一番有名でおいしいシーフードレストランです
もっともケソン州にはLUSENAとTAYABASしかCITYは無いんですけどね。
あとは30くらいの小さな町で構成されています。
自分の勤務していた農場のあったのはこのTAYABASの隣町です。
車で20~30分くらいの距離です。
このTAYABASでフィリピン国軍とフィリピン共産党の軍事部門のNPAと戦闘があったようです。
詳細はこちら↓
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ルソン地方ケソン州TAYABASで19日午後4時15分ごろ、パトロール中の国軍部隊が武装集団約10人と交戦し、武装集団の構成員2人が死亡した。国軍側の被害はなかった。
国軍によると、武装集団はフィリピン共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)とみられる。
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今回は死傷者が出たので記事になりましたが、いつもはニュースにもなりません。
ですが、この地域では頻繁に戦闘がおきているのは事実です。
特に大きなニュースになることも無く、日常的に小競り合いはあるのです。
自分が滞在していた街には国軍部隊が駐留していたので、軍用トラックや装甲車が出払っている時は戦闘中という認識がありました。
記憶に残っているのは、地元の警察署を襲撃して武器弾薬を強奪した事件や、携帯電話の中継送信施設の爆破事件などなど。
まあ こんなことが日常的に当たり前のように起きているのだからニュースにもならないのです。
ただ幸いなことに民間人が巻き込まれることはまれでした。
農場からの帰り道にNPAの部隊と遭遇したことはたびたびです。
ほとんどが地元のおっさん達でした。
農夫さんの家で見かけた顔見知りも何人かいましたよ。
ベトナム戦争時代のものかと思われるくらいボロボロのM16などで武装してました。
ただ地元警察とNPAは同郷の知り合いが多いので、ほとんど戦闘はしません。
同じ学校に通った幼馴染が多いからです。
戦闘するのは主にケソン州とは縁もゆかりも無い国軍兵士達です。
まあ本気で戦えば、すぐにせん滅は出来るはずなんですが、色々な地元との絡みがあるのでパフォーマンスだけで終わってしまっているようですね。
ただNPAの中には本当に金のためなら何でもする輩がいますので、日本人の皆様方は関わりを持たない方が安全だと思います。
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