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2015年5月 8日 (金)

台湾 虎尾糖廠馬公厝線 その2

ホテルのフロントで明日の朝食は、中国人の団体客がいるので早めに食堂に行った方がいいよと、何回も丁寧に念を押されていました。

そんな訳で早起きして6時には食堂に降りてみました。

ちょうど準備か始まったばかりで、お客は自分ひとりだけ。

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↑ご覧のとおり一番乗りでした。

スタッフが気にするほど、そんなに中国人の団体客は凄いのかと少しわくわくしていたのですが期待はずれでした。

食堂のスタッフは優しい人ばかり。

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言葉はよくわかりませんでしたが、日本人に対しては凄く好意的でしたよ。

左のコップに入っているのは、温かい豆乳。蒸しパンも出来たてで美味しかったです。

そうこうしているうちに、騒がしい一団が入ってきました。

これがホテル側が警戒していた中国からの観光客の一団かな。

日本にいる中国人観光客とはやや違う雰囲気ですね。

でも騒がしいだけで別段マナーが悪い様には見えませんでした。

ただ山盛りだった蒸しパンが一気に無くなったのにはびっくり。

ブュッフェスタイルの朝食だったので取り放題ですよね。

盛り付ける量がはんぱなく多いのです。おかげて一気に食べ物が無くなってしまいました。

よ~く観察してみると、パックにガンガンと詰め込んでますね。

いや~恐るべし。

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↑食堂にはこんなものがあるんですけど・・・・・

おそらく ここの食べ物を持ち出しちゃダメ と書いてあるんだと思います。

ホテル側のアドバイスがよ~くわかりました。

前ふりが長くなってしまいましたが、虎尾糖廠までは、ここのホテルからタクシーで20分くらいです。

昨晩 ホテルにタクシーの手配をお願いしていたので、すでにタクシーは待機していました。

ホテルのスタッフは、タクシーの運ちゃんに行き先をしっかりと確認してくれましたよ。なかなか一流ホテル並みのサービスですね。

取り敢えずどんな所なのか見たかったので、虎尾糖廠の受付まで行ってもらいました。

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ここが虎尾糖廠。でかい煙突が目印です。構内はめちゃくちゃ広いです。

5人ほど集まれば、工場見学も予約出来るそうです。もちろん当日直接行ってもダメですけどね。

構内には一部火災で焼失してしまったようですが、日本統治時代の建物も現存しているそうです。

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ここが製糖工場の入口の受付。

今日は許可が無いのでここまでしか入れません。

一応 断って写真だけ撮らせてもらいました。

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入口から製糖工場方面。サトウキビ列車はこの製糖工場と十数キロ先の砂糖キビ畑の間を往復しています。

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入口から工場とは反対方面。線路はサトウキビ畑まで続いています。

車両と蒸気機関車の停まっている所が、旧虎尾駅です。

1972年までは旅客営業もされていました。現在は製糖工場の専用線ですが、かつては線路が網の目のように張り巡らされて旅客運転も活発だったらしいです。

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これが日本統治時代の虎尾製糖です。広いヤードがあったことがわかります。

詳しくはこちらをご覧ください リンク

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観光客向けの案内板。虎尾の町はこのサトウキビ列車を観光の目玉にしているようです。

製糖工場の入口から旧虎尾駅方面に歩きます。

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↑ここが旧虎尾駅。

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駅舎内は売店になっています。レンタルサイクルもあるので、列車撮影には便利かもしれません。

ただ貸出時間が確か10時くらいからでしたね。これだと8時過ぎから走り出すサトウキビ列車には間に合いません。

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虎尾駅に停車している蒸気機関車は、製糖工場でかつて活躍していたもの。

台湾では蒸気機関車の動態保存が盛んなので、いずれ修復され走れるようになることを期待しましょう。

さらに200メートルほど歩くと、踏切があります。

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踏切の反対側がサトウキビ列車の出入り口です。

運行が終わるとこのフェンスが閉じます。

しばらくここで列車を待つことにしました。

踏切番のおじさんは気さくな人。ウエルカムな感じでしたよ。

ここで虎尾糖廠馬公厝線の情報をまとめておきます。

★運行期間 おおむね12月中旬から3月中旬まで

★場所 台湾 雲林(ユンリン)県 虎尾(フーゥェイ)

縦貫線 斗六(ドゥリュー)駅または 斗南(ドウナン)駅下車

タクシーで20~30分

斗南駅から虎尾バスターミナルまでは路線バスも利用できます。ただし本数は1時間に1本程度。

★事前準備

グーグルマップなとで雲林県虎尾の地図を用意。

ストリートビューなどを見れば現地の様子が だいたいわかります。

★運行区間

製糖工場から13号積み込み所あたりまでの13キロの区間。

虎尾市街地は併用軌道、市街地を抜けると専用軌道区間

が多くなります。

★構内撮影にあたって

製糖工場内は原則立ち入り禁止ですが、工場出入り口の踏切付近なら安全に注意するという条件付きで、今回は撮影が出来ました。

事故なとがいったん起ると立ち入りも難しくなります。

くれぐれも撮影マナーを遵守して行動して下さい。

★サトウキビ列車のダイヤ

これが皆さんの一番知りたいことだと思います。

はっきり言ってダイヤはその日によって違うようです。

1日 4~5往復です。

製糖工場から空の貨物を引っ張った列車が出発して、サトウキビ畑で満載に積み込み製糖工場に戻るというパターンです。

サトウキビ畑には待機列車はありません。行って帰ってこないと次の列車は出 ない仕組みになっています。

★★平成27年1月中旬の運行ダイヤ★★

 

◎製糖工場発 8時ごろ

(空車)      8時30分ごろ

朝のこの2便はほとんど定時で運行されています。2便の間隔は10分の時もあれば、30分の時もあります。2便がペアで運行されると思って下さい。

 

◎積込み所発  9時30分ごろ 

 (満車)     10時ごろ 

朝一番に出発した2便がサトウキビ畑でサトウキビを満載して帰ってきます。

積載所での所要時間がその日によって違いますので、時間はまちまちです。

製糖工場にはだいたい10時~11時くらいに戻ってきます。

◎製糖工場発  12時ごろ

 (空車)        12時30分ごろ

午後の第一便は昼ごろの出発でした。1時間早い時も遅い時もあるようです。

早い時は10時30分ごろに出る日もあり。遅い時は13時ごろの出発。

なかなか時間が読めないのがきつい。

◎積み込み所発 13時ごろ

 (満車)       14時ごろ

午後のこの2便は時間が不確定です。収穫量の多い時は早く戻ってきて最終の1便が追加運行されます。

収穫量の少ない時は、最終の1便が運行されないので、ゆっくりと15時から16時ごろに製糖工場に戻ってきます。

 

◎製糖工場発  14時30分ごろ

 (空車) 

午後の最終便です。収穫量の多い時期だけ運行されます。

◎積込み所発 16時ごろ

 (満車)

最終列車の折り返しです。工場には16時30~45分ごろに戻ってきます。

 

これは終業時間の関係からほぼ定時です。

 

列車が工場内に入るとゲートが閉められます。

 

また構内の貨物入れ替えは、11時ごろと14時ごろに見られました。

 

★沿線撮影について

Map1


市街地のほとんどが道路との併用軌道になっています。

日本ではなかなか遭遇しない光景が見られます。

市街地を抜けると、緑の中を走り、さらに行くとサトウキビ畑の積み込み所に着きます。

高鐵の高架橋とクロスするあたりは撮影の名所です。

運がよければ新幹線とクロスする写真が撮れます。

高架橋を過ぎて川を渡ると、その先はお花畑。

1月なら沿線は菜の花が満開になっています。

さらに進みサトウキビ畑の中を通り過ぎると、最初の9号積み込み所です。

この先の沿線はなかなか絵になりますよ。

さらに行くと10号積み込み所。

省道19号を渡ると11号と12号積み込み所があり、さらに踏切を超えると13号積み込み所がありここで終点となります。

沿線をすべて歩くと片道約90分ほど。距離にして13キロです。

靴を選ばないと結構きついですよ。

沿線沿いには飲食店、自販機など一切ありませんので、食べ物と飲み物は持参したほうがいいですね。

一応携帯の電波はありましたよ。

地元の鉄ちゃんはバイクで移動して撮影している人が多かったです。

次回に続きます。

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