フィリピン国鉄に貨物列車が走る?
ひと昔前と比べて着々と整備されて、まともに列車が走り始めたフィリピン国鉄ですが、将来的には貨物列車がマニラ市~カランバ市の区間で走ることになりそうです。
鉄ちゃんとしては、とても興味あるニュースです。
機関車は現役のものがあるとして貨物はやはり日本からの中古車両を使うようになるのかもしれませんね。
24時間に渡り運行とのことですが、実現すればこの区間でフィリピン国鉄の線路を不法使用して運行している簡易トロッコが走れなくなりそうですね。
ちなみにフィリピン国鉄の線路には、このような簡易トロッコがいっぱい走ってますよ。
列車の本数が少ないから、いまだに簡易トロッコの需要が多いのです。このトロッコ達のせいで列車のスピードは上げられません。
マニラ市とラグーナ州カランバを結ぶメトロ・コミューターが整備された後は60キロくらいで爆走していましたが、案の定事故が多発。現在は40キロくらいでノロノロ運転しています。
ニュースはこちら↓
フィリピン国鉄は7日、マニラ市トゥトゥバン駅とラグナ州カランバ市を結ぶ貨物鉄道線運営計画について、マニラ電力系列のMrail社および国際コンテナ・ターミナル・サービス社(ICTSI)との間で3月末までに基本合意する見通しだと発表した。同事業は既存の比国鉄の軌道を使い、1日24時間にわたり貨物列車を運行させるもので、貨物滞留問題の改善につながると期待されている。
↑の写真はキハ52気動車。その他203系電車などが使われています。
203系は電車なので、電化されていないフィリピン国鉄では走れません。苦肉の策で車内に大型の発電機を設置し、発電しながら走行しています。
これも発電機のスペースが大幅に取られることから不評。
現在は普通客車としてディーゼル機関車に牽引されて運行されています。
原因が線路の盗難です。
いかにもフィリピンらしい事故です。
おかげで韓国の援助でやってきた気動車もおしゃか様に。
予算難のため現在も故障中です。
結局、フィリピン国鉄で活躍するのは耐久性抜群の日本の車両たちということになりますね。
鉄道ファンとしてなかなか目の離せないフィリピン国鉄です。
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コメント
こんばんは。
中国が造りかけで放り出した鉄道を日本が尻拭いに2400億円でしたっけ?で近々着手するようですが、次の大統領が中国寄りの人物になったら果たしてどうなることやら....(-.-)
投稿: 痛いオヤジ | 2016年3月12日 (土) 19時49分
北方線の建設が始まったと思ったら、しばらくストップしてますよね。
南方線も未だに全線開通して無いし、フィリピン国鉄は、世界最悪の鉄道と言っても言い過ぎではないでしょう。
でもマニアにとってはなかなか興味深い鉄道だと思います。
投稿: divi | 2016年3月12日 (土) 23時53分
鉄道と言えば
ネグロス島のシュガ―トレインに一度は乗ってみたいものだ。アッハハ
あっ!そうそう
レガスピの自転車屋のbabaeは元気だろうかなぁ?
投稿: nido | 2016年3月24日 (木) 19時43分