デング熱大流行中!!
先日、ブログでデング熱のことを書きましたが、その後も大流行の兆しがあるようなので、再度書いてみました。
フィリピンでは初のデング熱全国警戒宣言が発令されています。
保健省は7/20、今年1/1~7/6までのデング熱の感染者数が115.986人となり、死者も491人まで拡大したと発表しました。
フィリピンは雨期に入って感染が大流行しており、直近の1週間だけでも10.000人もの感染者が出ているそうです。
デング熱の症状・治療法はこちらを参照
https://www.niid.go.jp/niid/ja/encycropedia/392-encyclopedia/238-dengue-info.html
まず蚊に刺されないようにしなければなりませんが、これがなかなか難しいです。
長袖・長ズボンがいいのですが、フィリピンは暑いのでこれもつらいです。
犯人はこいつです。熱帯シマ蚊
自分は蚊にさされやすい体質なので、在比中は特に苦労していました。
フィリピンで農園の仕事をしていた時は、夕方になると蚊の数が半端無かったので刺されないことは、まずあり得ませんでした。
油断すると数十か所刺されました。
それでもしばらくはデング熱にはかからなかったので、割と甘く考えていました。
その時はTシャツに短パンというスタイルで作業することが多かったです。
それでも蚊に刺されるのはいやなので、常に蚊取り線香を腰にぶら下げていました。
またまた農園に様子を見に来た知り合いの国軍兵士に、『蚊に刺されたくないなら迷彩服がいいよ』と勧められました。
ドイツ軍のフレックカモフラージュ
半信半疑でサバゲー用に使っていたドイツ連邦軍のフレック迷彩を日本から送ってもらい着てみたら、なぜか嘘のように蚊に刺されなくなりました。
迷彩服は長袖・長ズボン。そして比較的ダボタボしている作りなので、蚊の針が皮膚に届きにくいのかもしれません。
あと染料に虫よけの効果があるという話も聞いたことがあります。
それに泥汚れが目立ちにくいという利点もあったので、それ以後は迷彩服のファンになってしまいました。
フィリピンでもミリタリーのお店に行けば、色々ありますがなるべく生地がしっかりしていて縫製の良いものを選ぶといいと思います。
出来ればファッションの物でなく、軍隊が使っているタイプが品質は良いと思います。
ただし着るのは農園限定でした。さすがに街中に着て行くと『怪しい日本人』にしか見られませんでしたよ。
自分がデング熱に感染したのは、農園ではなく旅行先のパナイ島です。
現在でも感染地域トップになっていますが、その当時でも多かったと思います。
実は蚊に刺された記憶もなかったのですが、ボラカイ島へ移動した日に発症しました。
高熱と下痢・関節の痛み・特に背中が痛かったです。熱は40度近く出て観光どころではなかったです。
ホテルが医者を呼んでくれて、部屋でずっと点滴状態でした。完治まで1週間くらいかかりました。
念のため海外旅行傷害保険に入っていたのですが、とても役に立ちましたね。
コールセンターに状況を連絡したら、すぐに病院に連絡してくれて現金の支払いもなく手厚い看護を受けることが出来ました。
その時のドクターがなんとバクラ(おかまちゃん)でした。
なぜか気に入られたらしく、やたらと必要もないのにベタベタ触って来るし、頻繁に電話もかかってきましたね(笑
こちらは具合が悪くフラフラなのに、ちょっといらつくドクターでした。
でも点滴の交換に来るのはドクターではなく、とてもキュートなナースさん。
ルーガウ(おかゆ)も作ってきてくれたりして、とても親切に看病してくれました。
完治後もしばらくメールのやりとりも続いていましたが、今でも元気でいるのかな?
2度目の感染は重症になる確率が高くなるので、自分は特に気をつけたいと思います。
フィリピンへこれから旅行される方は、念のため防虫スプレー・携帯用電子蚊取りなどを日本から持って行った方が良いと思います。
おすすめは『蚊がいなくなるスプレー』これの効果は絶大です。
ホテルの部屋などにワンプッシュするだけで、ほぼ完ぺきに長時間駆除できます。ただし屋内専用ですね。
屋外なら電子蚊取りや防虫スプレーがおすすめです。
デング熱流行地域
①ネグロス島・パナイ島
②首都圏南部 ラグナ州・カビテ州・バタンガス州
③中央ビサヤ地域
④東ビサヤ地域
⑤ミンダナオ西部地域
こんな所は蚊もたくさんなので要注意。
ホテルの屋外バーカウンターも意外と刺されやすいです。
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