フィリピンの南北通勤鉄道 クラーク国際空港まで延長決定
南北通勤線はマニラ首都圏からマロロス市までの工事はすでに始まっています。
詳細については過去ブログ参照。こちらからリンクします↓
http://divisoria.air-nifty.com/bre1/2019/06/post-b164b7.html
先日のニュースでクラーク国際空港までの延長が確実となりました。
7/11にアジア開発銀行は、南北通勤鉄道のブラカン州マロロス市からパンパンガ州のクラーク国際空港までの52キロの北方線延長事業について、13億ドルの融資契約をフィリピン政府と結びました。
インフラ事業が続くフィリピンでも、この融資は単独のインフラ融資案件では過去最大となるそうです。
フィリピン国鉄の北方線は元々ラウニオン州サンフェルナンドまで延伸していました。
当時は鉄道よりも道路整備に予算が重点的に割り当てられていたため、整備することも出来ず老朽化が激しく運行できる状態ではありませんでした。
徐々に区間区間で運休状態になり、1991年のピナトゥボ火山の噴火により全面運休。
そして廃線状態になってしまいました。
その後復旧計画が幾度も浮上し、政権が変わるたびに工事が始まったり、中止になったりの繰り返しでした。
今回は、しっかりと予算が付いたので実現出来そうですね。
マロロス市までの延長事業は日本の企業が担当しているので、これは確実に完成すると思います。
マニラ首都圏からマロロス市までは複線の高架鉄道なので、マロロス~クラーク国際空港間も同じく高架鉄道になるのだと思います。
トゥガデ運輸長官は『クラーク国際空港までの工事も今年中に着工して2022年までに完成したい』と言っていました。
2022年というのはドゥテルテ大統領の任期中に完成したいという思惑なんでしょうが、建設計画だと2025年くらいみたいですね。
果たして3年も短縮できるのか、マロロスまでは2023年の完成予定なので早くてもそのくらいの時期なのかもしれません。
完成後はマニラ首都圏からクラーク国際空港まで60分。最高速度160キロで運行するそうです。
フィリピン初の高速鉄道、無事に完成することを祈っています。
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