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2021年10月22日 (金)

フイリピンでの大火 消火活動の様子

 

先日 フィリピンのYOU TUBEを検索していて興味深い映像を見つけました。

フィリピンで起きた火事の様子です。

自分はボランティアで消防団に所属しているので、こういう映像は特に興味あります。

 

まずフィリピンでは大火が多いのが特徴です。

スラム街などは特に密集しているので、ひとたびこの密集エリアで火災が起きれば、50軒~100軒の延焼火災になる場合が多いのです。

また消防車が入りにくい細い道も多く、日本のように消火栓や防火水槽などもほとんどありません。

消防車にはタンク水がありますが、空になるとどうにもならなくなります。

放水出来るのはタンク満タンで30分くらいです。

そのために水を積載したタンクローリー車が搬送してくるのですが、これもたくさん配備されているわけではありません。

 

場合によっては燃え尽きるまで消火不能になる場合もあります。

以前マニラでデパートが全焼した火災がありましたが、日本では考えられない話だと思います。

 

その映像はこちら ↓

 

 

この火災の発生したBasecoはマニラのPORT AREAのバランガイです。

Img_9319_20211018225601

上の地図の左側の真中ぐらいです。

 

屋根の上で地元住民が中心となってバケツリレーをして消火作業をしてます。

あの炎の感じだとかなり熱いと思います。

しかも上半身裸ですね。火傷しないように水をかぶりながらやってますね。

こういう時の結束力はフィリピンではかなり強いのだと思います。

 

日本の戦時中の空襲火災がこんな感じだったんだと思います。

 

しばらくしてBUMBERO(消防士)がやってきますが、あまり役にはたっておらず、住民の失笑をもらっています。

屋根の上にホースを延長したのですが、水のくる気配は無いし、筒先もついていません。

 

映像は途中で終わってしまいます。

おそらくこの火災は、燃え尽きるまで燃えて自然消火したのではないでしょうか。

 

 

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