フイリピンでの大火 消火活動の様子
先日 フィリピンのYOU TUBEを検索していて興味深い映像を見つけました。
フィリピンで起きた火事の様子です。
自分はボランティアで消防団に所属しているので、こういう映像は特に興味あります。
まずフィリピンでは大火が多いのが特徴です。
スラム街などは特に密集しているので、ひとたびこの密集エリアで火災が起きれば、50軒~100軒の延焼火災になる場合が多いのです。
また消防車が入りにくい細い道も多く、日本のように消火栓や防火水槽などもほとんどありません。
消防車にはタンク水がありますが、空になるとどうにもならなくなります。
放水出来るのはタンク満タンで30分くらいです。
そのために水を積載したタンクローリー車が搬送してくるのですが、これもたくさん配備されているわけではありません。
場合によっては燃え尽きるまで消火不能になる場合もあります。
以前マニラでデパートが全焼した火災がありましたが、日本では考えられない話だと思います。
その映像はこちら ↓
この火災の発生したBasecoはマニラのPORT AREAのバランガイです。
上の地図の左側の真中ぐらいです。
屋根の上で地元住民が中心となってバケツリレーをして消火作業をしてます。
あの炎の感じだとかなり熱いと思います。
しかも上半身裸ですね。火傷しないように水をかぶりながらやってますね。
こういう時の結束力はフィリピンではかなり強いのだと思います。
日本の戦時中の空襲火災がこんな感じだったんだと思います。
しばらくしてBUMBERO(消防士)がやってきますが、あまり役にはたっておらず、住民の失笑をもらっています。
屋根の上にホースを延長したのですが、水のくる気配は無いし、筒先もついていません。
映像は途中で終わってしまいます。
おそらくこの火災は、燃え尽きるまで燃えて自然消火したのではないでしょうか。
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