ManilaのBasecoでの大火事
日本と違って大火事になることの多いフィリピンです。
先日マニラのバセコというエリアで大火災がありました。
なんと300世帯が焼け出されたというニュースでした。
Basecoはパシッグ川の下流です。
昨年だったかな。同じBasecoでの火災のニュースを見た記憶があります。
今回の火災のニュース映像はこちら ↓
なぜフィリピンで大火事が多いかを考えてみました。
大規模火災になる危険性のあるのは、一部のエリアのみです。
地方都市ではあまり無いと思います。
そのエリアはマニラ周辺や大都市に限定されます。
特に危ないのは貧困層エリアのスラム街です。
考えられる原因は
①小さい住宅が密集している。
道が狭いうえに住宅が恐ろしく密集しているので延焼は避けられません。
人口密度も多く、火災現場は家財を運び出す人でいっぱいで、スムーズな消火活動は不可能。
②貧困層エリアで盗電を日常的にしている。
電線が蜘蛛の巣のようにそこら中に張られている。漏電の危険性大。
③道路が狭い・渋滞がひどい
消防車両が路地に入れない。また日常の大渋滞のため消防車両が現場に到着出来ない。
④消火栓・防火水槽の設備が無い
自然水利を利用するか搬送して来るタンク車からの給水のみとなる。
⑤そもそも大規模火災に対応するシステムが無い
大規模な延焼火災になってしまったら自然消火するのを待つだけ。
大規模火災の後、日本なら再開発などできれいに建て替えるなどして火災に強い街づくりを目指すのですが、フィリピンは違います。
また同じようなスラム街になってしまうので、何度でも大火が起きてしまうのです。
まあこればかりはフィリピンの現状からして仕方ないことなのかもしれません。
フィリピンも日本と同じで消防職員のほかにボランティアの消防団が活躍しています。
特にマニラの消防団は、中華系の人たちが装備や備品など寄贈してくれてますので、本職以上の装備を持っていたりします。
現地では日本から寄贈された中古の消防団車両も結構現役で活躍しています。
特に火災は多いので、事故のないように頑張ってもらいたいものです。
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