火消し

2022年5月23日 (月)

ManilaのBasecoでの大火事

Baceco20225

日本と違って大火事になることの多いフィリピンです。

先日マニラのバセコというエリアで大火災がありました。

なんと300世帯が焼け出されたというニュースでした。

20220522-2

Basecoはパシッグ川の下流です。

昨年だったかな。同じBasecoでの火災のニュースを見た記憶があります。

今回の火災のニュース映像はこちら ↓

 

 

なぜフィリピンで大火事が多いかを考えてみました。

大規模火災になる危険性のあるのは、一部のエリアのみです。

地方都市ではあまり無いと思います。

そのエリアはマニラ周辺や大都市に限定されます。

特に危ないのは貧困層エリアのスラム街です。

 

考えられる原因は

①小さい住宅が密集している。

道が狭いうえに住宅が恐ろしく密集しているので延焼は避けられません。

人口密度も多く、火災現場は家財を運び出す人でいっぱいで、スムーズな消火活動は不可能。

②貧困層エリアで盗電を日常的にしている。

電線が蜘蛛の巣のようにそこら中に張られている。漏電の危険性大。

③道路が狭い・渋滞がひどい

消防車両が路地に入れない。また日常の大渋滞のため消防車両が現場に到着出来ない。

④消火栓・防火水槽の設備が無い

自然水利を利用するか搬送して来るタンク車からの給水のみとなる。

⑤そもそも大規模火災に対応するシステムが無い

大規模な延焼火災になってしまったら自然消火するのを待つだけ。

 

大規模火災の後、日本なら再開発などできれいに建て替えるなどして火災に強い街づくりを目指すのですが、フィリピンは違います。

また同じようなスラム街になってしまうので、何度でも大火が起きてしまうのです。

まあこればかりはフィリピンの現状からして仕方ないことなのかもしれません。

 

フィリピンも日本と同じで消防職員のほかにボランティアの消防団が活躍しています。

特にマニラの消防団は、中華系の人たちが装備や備品など寄贈してくれてますので、本職以上の装備を持っていたりします。

現地では日本から寄贈された中古の消防団車両も結構現役で活躍しています。

特に火災は多いので、事故のないように頑張ってもらいたいものです。

 

 

 

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2021年10月22日 (金)

フイリピンでの大火 消火活動の様子

 

先日 フィリピンのYOU TUBEを検索していて興味深い映像を見つけました。

フィリピンで起きた火事の様子です。

自分はボランティアで消防団に所属しているので、こういう映像は特に興味あります。

 

まずフィリピンでは大火が多いのが特徴です。

スラム街などは特に密集しているので、ひとたびこの密集エリアで火災が起きれば、50軒~100軒の延焼火災になる場合が多いのです。

また消防車が入りにくい細い道も多く、日本のように消火栓や防火水槽などもほとんどありません。

消防車にはタンク水がありますが、空になるとどうにもならなくなります。

放水出来るのはタンク満タンで30分くらいです。

そのために水を積載したタンクローリー車が搬送してくるのですが、これもたくさん配備されているわけではありません。

 

場合によっては燃え尽きるまで消火不能になる場合もあります。

以前マニラでデパートが全焼した火災がありましたが、日本では考えられない話だと思います。

 

その映像はこちら ↓

 

 

この火災の発生したBasecoはマニラのPORT AREAのバランガイです。

Img_9319_20211018225601

上の地図の左側の真中ぐらいです。

 

屋根の上で地元住民が中心となってバケツリレーをして消火作業をしてます。

あの炎の感じだとかなり熱いと思います。

しかも上半身裸ですね。火傷しないように水をかぶりながらやってますね。

こういう時の結束力はフィリピンではかなり強いのだと思います。

 

日本の戦時中の空襲火災がこんな感じだったんだと思います。

 

しばらくしてBUMBERO(消防士)がやってきますが、あまり役にはたっておらず、住民の失笑をもらっています。

屋根の上にホースを延長したのですが、水のくる気配は無いし、筒先もついていません。

 

映像は途中で終わってしまいます。

おそらくこの火災は、燃え尽きるまで燃えて自然消火したのではないでしょうか。

 

 

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2017年8月27日 (日)

富士総合火力演習

地元の消防団に所属していると以前に書きましたが、団の研修でなかなか参加できない超レアな所に行ってきました。

応募しても倍率が高くてなかなか当たらない陸上自衛隊の富士総合火力演習です。

演習の本番は今日8/27なんですが、我々が行ったのは前日の8/26です。
この日は自衛隊の隊員とその家族、OB達の招待日らしいのですが、懇意にしている議員の先生から招待券をもらい、消防団の研修として行ってきました。

総勢23名の参加です。マイクロバスをチャーター。駐車券ももらったので見学に来ている自衛隊と同じ駐車場に入れました。

Fu1_2

チケットはこれ↑です。

スタンド前シート席というのは、地面に迷彩柄のシートの敷かれた席でスタンド席と違ってイス席ではありません。

平面なスぺースなので後ろの方だと、手前にいる戦車なとが全く見えない席でした。写真を撮るなら段差のあるスタンド席が一番いいですね。

ただ見学するだけなら何の問題もありません。

Fu2

この大きいモニターがあるので、シート席でも状況がよくわかります。

Fu3

生で見る火力演習は迫力が違います。
実弾発射の振動が凄いですよ。

Fu4

着弾してから破裂音は数秒してから聞こえます。雷と一緒ですね。

Fu5

これは迫撃砲かな。発射した砲弾が映ってました。

Fu6

すぐ近くで戦車もバカバカ撃つので凄い迫力。射撃音と振動が半端ないですね。

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航空自衛隊のヘリ部隊も参戦

Fu8

派手な演出も見せてくれます。

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アパッチやコプラからはロケット弾や機銃掃射も

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Fu11

演習のフィナーレは総攻撃でオールキャスト出演みたいな感じ。

う~ん 凄いとしか言えません。

約2時間の富士総合火力演習でした。

これは現地で体験しないと、実弾演習のド迫力はわからないと思います。

来年も運よくチケットがまた手配出来たら、絶対に行きたいと思います。

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2015年11月 5日 (木)

防災訓練に軽装甲機動車も参加

11/1に地元の小学校で防災訓練がありました。

参加者は町会の人達。地域の防災リーダーが主になっておこなわれた訓練です。

我々消防団は訓練本番はサポート役。

事前訓練では教える側だったのですが、本番はほぼ見守るだけで楽でしたよ。

準備中に突如現れた人達です。

B1_2

陸上自衛隊の偵察用バイクです。かっこいいですね。

B3_3

そして軽装甲機動車のライトアーマーです。

こんな車両が訓練会場の小学校に入ってくるなんてビックリですね。

B6_2

ライトアーマー。定員4名。エアコン付きオートマチック。

重量は4.5トンもあります。隊員に聞いたら小松製作所の特注品で価格は1億円と言ってました。

天井にはハッチがあり5.56mm機関銃MINIMIや01式軽対戦車誘導弾が付けられるそうです。

隊員同士では『ラヴ』と呼んでいるそうです。

そしてもう1台はこれ↓

B5

高機動車の『はやて』です。10人乗りの人員輸送用車両です。

トヨタが自衛隊専用に開発した車両で1台700万円。

市販はされていませんが、この車両をベースに民間用に作られたのがメガクルーザーなんだそうです。

B8

そして偵察用バイクです。

これはカワサキのKLX250をベースに作られたもの。

B9

バイク好きなのでこのスイッチが妙に気になりました。

サスペンションの切り替えスイッチなのかと思いましたが違いましたね。

隊員に聞いたら、戦闘時の夜間走行中に敵に気づかれないようにライトの光を調節するスイッチなんだそうです。

凄いですね。さすが偵察用バイクです。

今回来ていただいたのは陸上自衛隊第三十二普通科連隊の皆様でした。

訓練も無事に終了。

防災訓練よりも自衛隊の車両の方が気になってしまった1日でした。

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2014年6月12日 (木)

大阪の人気ナイトスポット 桜川 アポロビル

O1

このランナーはフィリピン人がモデルらしい

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道頓堀川にはこんなクルーズ船が運航してます

O2_2

大阪に来たら串カツは食べてみたいもの

先日、某ボランティア団体の旅行で大阪に行ってきました。

1泊2日の日程で初日は大阪の街歩きと食べ歩き、2日目はUSJという盛りだくさんの内容でした。

なかなか楽しめましたよ。

さすが大阪は安くて旨いものがたくさんありますね。

充分に堪能できました。

さて夜の宴会も終わりホテルにチェックインしたら、あとは自由行動の時間です。

ホテルは心斎橋界隈にありました。

宗右衛門町のキャバクラ・風俗街も歩いて行ける距離です。

野郎どもはそれぞれ目星を付けた店に消えていきます。

我々はというとかねてから行ってみたいと思っていた、桜川のアポロビルに行ってみました。

アポロビルとは どんな所なのか こちらを参照

色々な知人から大阪に行ったら行くべし と言われていました。

簡単にいうと地下1階から6階までショーパブの入っているビルなのです。

大阪のゴーゴーバーというのはここのことです。

ただしピーナちゃんはいません。

ハポネーサ(日本人)のお店です。

しかもフィリピンと違ってお持ち帰りも出来ません。

あくまでもショーパブなんですよ。

ただ 初めて行くと衝撃に近いようなカルチャーショックがあります。

嵌まってしまう人達も多いようで、連日大盛況のようです。

これはぜひ体験してもらわないとわからないでしょうね。

場所は大阪の南にあります。

おおざっぱに言うと なんばの近くです

桜川とは『なんば』から千日前線に乗って一つ目の駅。

道頓堀界隈からタクシーに乗っても5~6分の距離です。

その桜川の住宅街の中にひときわ目立つビルがありました。

まずビルの周辺に、ガードマンが数人警備していて、静かにしてくださいというデカイプレートを付けています。

近隣にかなり配慮しているようですね。

ビルに入っているショーパブは以下の通り

B1F  スプラッシュ

1F   レッドレッド

2F   ピュアダイヤ 

3F   キュートガール 

4F   ピンクペッパー

6F   プードルピンク

5Fのみ店舗はないようです。

ビルの前でしばらく様子を見ていたら、お客さんは上の階へ上がって行く人達が多かったです。

ショーを見たいなら地下がお勧めとボーイに言われて迷っていましたが、ちょうどその時『超 最高だったね』と話しながら地下からお客さん達が上ってきました。

表情を見るととても満足そうな感じだったので、我々一行も地下の店に突入することにしました。

スプラッシュ という店です。

入口で料金一人1万円(ワンドリンク付き)を払って店内へ。

ここは時間制では無いので、1万円で好きなだけいられるシステムです。

さすが大阪ならではのシステムですね。

ほぼ満席でしたが、ステージの一番端っこの席に案内されました。

全体が見渡せていい場所でした。

まもなくショーが始まりました。

女の子はというと めっちゃかわいいではありませんか。

しかも タンボック(デブ)は一人もいません。

衣装はなんと あそこと乳首が見えないだけ。

ひもパンとマイクロブラという感じですね。

ほとんど裸に見えてしまいます(笑

Himopan
いい写真が見つからなかったのですが露出度はこんな感じ

Himopan2_3

エロさはこんな感じかな(笑

それにダンスはAKBみたいな雰囲気でいけてます。

笑顔が超かわいいのです。

いやはや レベル高過ぎ~

しかも ショータイムの無い時は、店内を女の子が巡回して挨拶に来てくれます。

その挨拶がまた最高なのです。

最初に握手をしてから 女の子の胸の谷間に顔を埋めるのがここの挨拶なのです。

しかもほぼ全員が挨拶に来ますから、ムフフなのです。

そればかりではありません。

1.000円のチップを払うとステージでエロいゲームに参加出来ます。

ステージはどうもはずかしいという人は、別室でサービスを受けることも可能ですよ。

チップは3.000円 5.000円 10.000円の3種類があるようです。

1分間1.000円と言うことなんですが、常連さんになるとサービスが違うようです。

ただし風俗的なサービスはありません。

一人超タイプな娘がいたので、3.000円に挑戦してみました。

個室はカーテンで仕切られてるだけで、椅子がぽつんとひとつ置かれています。

入るとすぐにディープキス、そのあとは・・・・・・・・・・・・・

短時間でしたが一応 それなりに満足できました。

ここで気づいたのはお客さんの笑顔 笑顔

みんな満足してるんですねぇ。

約3時間ほど遊んでホテルに帰りました。

総合的にコストパフォーマンスはかなり良いと思いました。

東京にはこの類のお店はまだ無いようですね。

次回は他の店にも潜入してみたいと思います。

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2014年4月27日 (日)

歓迎会のあと要救助者発見一名救出完了

自分は地元の消防団に所属しているのですが、昨晩新入団員の歓迎会がありました。

うちの支団は駅前と繁華街を担当している都市部の消防団です。

民家火災よりもビル火災が多いエリアです。

最近は火災も減少してきていますが、未だに多いのが放火の疑いのある不審火です。

皆様も油断せずに火のもとには充分お気を付けください。

消防団はボランティアの消防防災組織なので、それぞれが仕事を持っています。

仕事中は余程の大火災でない限り自分は出動できないので、夜間専門に出動しています。

以前は各自に支給されている消防無線で出動指令が出ていたのですが、消防無線がデジタル化されてしまったのて゛、現在は聞くことが出来なくなってしまいました。

新しいデジタル受令機(受信機のこと)はまだまだめちゃくちゃ高いのです。

保管の管理も厳しいし、うちらの予算では当分買うことも出来ませんね。

そんなわけで、現在は火災出動指令は各団員の携帯に消防局からメールで指令が入るシステムになっています。

このメールがくせもので、昼間の時間帯はそれなりに気づくのですが、深夜寝ている時はメールの着信音を大きなものに変えても気づかないことが多いのです。

爆睡状態で何回も仲間から電話攻撃をされて、起こされたことがありますよ。

で、今回団に入ってきた新人さんは20代のラッパーです。

見た目はギャングにしか見えないのですが、なかなか使えそうなやつです。

本業は市場の仕入れ担当をやっているそうで、様々な商品知識にはおそれいりました。

人は見かけで判断できないですねぇ。

Kyukyu1

一般的な救急車の内部

居酒屋での歓迎会が終わり、外に出たらなんと道路脇に若い女性が倒れているではありませんか。

その周りには人垣が。

周りの人に救急車は呼んだんですか?と聞いてみたら

交番のおまわりさんを呼びに行ったという驚くべき返事が帰ってきました。

警察と消防の区別のつかない人達っているんですねぇ。

警官を呼んでも救急車要請は出来ますが、一番早いのは119番通報なんです。

我々は消防団だったので、速攻で119番通報して現状報告。

性別・およその年齢・脈あり・呼吸あり・意識なしと救助者の情報を伝えました。

よくよく観察してみると酒臭いし急性アルコール中毒の疑いもあったので、体と頭を横向きにさせ気道の確保と保温をして救急車の到着を待ちました。

ちょうどそのころ2名の警察官も到着。

警官にも今までのいきさつと要救助者の状況を伝えました。

一応様子をみながら吐いて無いことを確認。

嘔吐物があると危険なので要注意なのです。

仲間はすでに救急車の誘導の体制に入っています。

およそ5分で救急隊が到着。

新人さんの団員にも要救助者の荷物をまとめる手伝いをしてもらい無事に救急車に収容。

とりあえず一見落着しました。

我々は火災だけでなく救急救命講習も毎年実施しているので、こういった現場は慣れています。

今回は見たての通り急性アルコール中毒だったので、上手く対処できたのてすが、それ以外の例えば交通事故などで出血が多い場合などはさすがに慣れていないのであわててしまいますね。

止血法は訓練では習っていますが、実際の現場では何が出来るのか状況によって難しいところです。

救急車は収容先の病院の選定に時間がかかっているようです。

うちらのエリアには24時間の救急指定病院が1軒もないので、なかなか収容先が決まりません。

救急車がやっとサイレンが鳴って走り出したころ、我々はまた二次回の会場へと向かいました。

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2013年5月19日 (日)

ディビソリアの大火災

16日未明にディビソリアの商業施設 ニュー・ディビソリア・モールで火災が発生しました。

ここは以前ギフトショップをしていた時に、さんざん仕入れで通った所です。

鎮火まで5日間はかかるというから、物凄いですね。

自分は日本で消防団に所属していますが、過去で一番凄かったのが24時間燃え続けた倉庫火災でした。

日本ではこんなに大きな商業施設が全焼してしまうことなどあり得ないのですが、フィリピンではよくある話です。

100軒近い延焼火災などよく起きていますからね。

ここは衣料品の卸を中心とした商業ビルだったので、ビル内にストックされていた商品は半端無く多いと思います。

写真の様子だとビル全体にすでに火が回ってしまっているので、すべて焼き尽くさない限り鎮火はしないでしょうね。

ニュースの詳細は以下の通りです

16日午前0時すぎに出火した首都圏マニラ市ディビソリア地区の商業施設「ニュー・ディビソリア・モール」。約40時間が経過した17日午後3時半現在も、建物全体からもうもうと煙が立ち上がり、一部では燃え上がる炎も見えた。難航する消火作業に、首都圏消防局の現場責任者は「火がいったん、施設内のすべてを焼き尽くすまで待つ」と話した。

商業施設は6階建て。延べ床面積約3万6千平方メートルに卸売店とフードコート、公共市場が密集している。周辺建物への延焼は免れたが、すでに施設全体に炎が広がっていた。

消防車約20台が外側から消火活動を続ける。現場責任者によると、放水ホースの水圧が低いため、建物内部の消火活動には、消防士がホースを持って突入しなければならない。しかし、立ち込める煙と高温で中へ入れない状態が続いている。完全な鎮火まであと5日はかかると予測した。外部から徐々に火を消し、高温を下げた後、少しずつ内部の消火活動に入る方針という。「使用している消防服は防火機能が低い。とても内部の熱に耐えられない」と現場責任者。煙の中で消火作業を続けている消防士はマスクもしていない。

建物からわずか10メートルほどの路上には露天商がひしめき、人が行き交う。タオルなどで口を押さえた人が多く見受けられる。建物のそばでビーチサンダルや、トライシクル運転手向け手袋などを売って10年以上になるロサリー・ピチャダさん(39)は「売る場所は厳しく決まっており、それぞれ警察に金を払っている。煙たいし病気になるのでは、と不安だが、どこにでも移れるわけではないのでしょうがない」と、手で煙を払いながら話した。

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出火直後の写真です。煙はもうもうと出ていますが、まだ火は回っていないようです。
熱気と煙でもうビル内には入れない状態でしょう。

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早朝になると煙の勢いが増してきます。やがて各階に延焼し始めています。

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二階・三階にも延焼していきます。

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消防隊も消火作業に必死です。

日本と同じで常備消防隊とボランティアの消防団のような組織もあります。

D10_2

フィリピンには消火栓や防火水槽は少なく、消火栓があっても水圧が想像以上に低いので、使い物にはなりません。

ですから自然水利を利用するか、このような給水タンク車を使うしかありません。

この貴重なタンク車も20分も放水すれば空になってしまいます。

空になると給水施設に戻り、急いでとんぼ帰りしてきます。

その間はもちろん消火活動はお休みです。ですから多くの消防チームの出動が不可欠なのです。

この火災ではマニラ首都圏中の消防隊が駆け付けていました。

D20_3

朝の9時過ぎには火はすでに屋根付近まで延焼してます。

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命がけで荷物を運び出すつわものもいます。

D25_2

一階はすでに火の海になっています。

D31

Divisoria1_5

昼過ぎにはビル全体に火が回ってしまい、こんなありさまです。

あとは燃え尽きて鎮火するまで待つしかない状態です。

フィリピンでは日本と違って、大火災が頻繁におきています。

皆様も火のもとには充分に注意してくださいね。

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2013年4月 1日 (月)

新型消防車配備

地元の消防団に所属していますが、ここのところ火災もなく訓練のみの活動となっておりました。

ご存知の方もおられるかと思いますが、消防団はボランティア組織です。

多少の報奨も出るには出ますが、実際問題として組織の運営資金なども結構かかるので、結局は無報酬とほぼ同様ですね。

自分たちの加入する消防共済保険も自分たちの報奨金の中から支払いますし、そのほか緊急で必要になった操備品も自費で購入します。

公費での支給品は1回限りとかよくて数年に1回程度、操備品は災害出動のだびに消耗していきますので、緊急を要する操備品だと、いつもらえるかわからない支給品を待っているわけにもいきません。

でも消防団はボランティア団体の中でもしっかりとした体制を整えているので、とても活動しやすい組織になっています。

さて 今回自分が所属する分団の消防車が17年ぶりに新車になりました。

入れ替えで廃車になった消防車は17年で走行距離は6756キロ。

走行距離だけでみると、まだ慣らし運転が終わったばかりぐらいですね。

今までの消防車は、小型ポンプ積載車だったので、圧倒的なパワー不足に悩んでいました。

3階建てくらいの建物だと、屋根まで水が全く届かないのです。

信じられないでしょ。
 
よくそんな車両で17年も頑張ってきたものです。
しかもポンプ作動中は2サイクルエンジンの排気ガスで、あたり一面煙もうもう。

どちらが火事かわからないぐらいでしたね。

S1_3
これが納車されたばかりの最新式のCD-1消防車です。

今まではマニュアル車でしたが、今回は待望のオートマチック車です。
S4


ポンプ操作もコンピーターパネルをタッチして操作します。

水が上がった様子がパネルに表示されますので、以前と比べると格段によくなりました。

S6
一番使い勝手が良くなったのは、これです。

 

なんだと思いますか?
 
ホースカーなのです。これは電動リフトで格納される最新型です。
 
なんとアルミ製の特注品でとても軽量になっています。
 
以前の消防車はホースカーなんて積載されていませんでしたから、火災の時はどれほど大変だったか想像がつくと思います。
S5


あと凄いのが、小型軽量のLED投光機です。

重さが2.5キロと軽量で、発電機を使う投光機よりも明るいのです。

これは夜間の火災時に大活躍しそうです。充電式で4時間の連続使用が可能です。

S3


実際に河川の水を汲み上げて放水試験をしてみました。

さすがパワーがあります。

放水しているのはうちの女性団員です。

ピンクのラインの耐火服は女性なのです。

ちなみにうちの支団には6人もいますよ。

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2012年1月17日 (火)

成人式

毎年 成人の日は消防団で出動しています。

行き先は成人式の会場です。一時期は大荒れで大変な時もありましたが、最近は一部の地域を除いて比較的大人くなりました。

この会場で何をするのかというと、消防団のPRを行っています。ただPRをするだけでは全く効果が無いので、防災用の炊き出し窯を利用して吹かし立ての肉まんを無料で配布しています。

S1

これがなぜか大人気でして常時大行列。用意した肉まん1000個はわずか2時間足らずで無くなってしまいます。

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このPRを始めて今年で15年目。やっと最近若い団員も入ってくるようになりました。

消防団についてはこちらのホームページをご覧ください。

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2009年1月21日 (水)

出初式

地元の消防団でボランティア活動をしていることは以前にも書きましたが、先週末に出初式があったのでその様子をご報告いたします。

この出初式では大規模震災対応訓練を行います。まもなくやってくるという関東直下型地震や東海大地震を想定したもので、延焼防止と倒壊建物救出訓練を行います。毎年1月はかなり冷え込みますので早朝からの訓練は、ちょっときついものがあります。

S2消防団の車両はすべて参加します。車輌隊と徒歩隊に別れて延焼防止訓練を行います。
S10河川沿いにずらりと並んだ消防団のポンプ車です。河川の水利を利用して一斉放水を行います。
S9ホースは140メートル延長します。あたりはホースだらけになります。

S5こちらは倒壊建物救出訓練です。チェーンソーを使い瓦礫を排除しながら、下敷きになっている要救助者を救出します。

S6訓練で救出した怪我人です。すぐに救急車で搬送されました。

S7ドクターヘリも特別参加。重傷者を救急指定病院まで緊急搬送を行います。

約半日の訓練でしたが、実際に大震災などの大規模災害が起こった時にどれくらい活動できるのか不安になりますね。

特に関東直下型地震はすでにレットゾーンに突入しましたので、いつやってくるかわかりません。
皆様も備えだけは充分にしておいたほうが良さそうですね。

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